セゾンさゆりのブログ 2026.6.16
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ベアードビールファンの皆様へ、
ベアードビールではビールの多様性や個性、歴史を伝えるために、25年をかけて少しずつ定番商品や限定商品を増やし、現在では定番12種類、通年醸造する季節限定は26種類と定着しました。
それだけでも多いと思いますが、その他にもOEM(委託醸造)で企業や飲食店などのオリジナル商品も数多く醸造しているのをご存知でしたか?
そこで今日はその中からいくつか紹介したいと思います。
先週から成城石井との初のコラボビール・ピンクグァバIPAが発売を開始しました。成城石井のピンクグァバフェアの一環として、オリジナルビールの企画が上がり、初のコラボとなりました。まだ陳列されていない店舗は今の商品が終わり次第入荷ということなので、売り場の方にいつ入るか聞いてみてくださいね。

OEMとして一番長く続けているのが、麦酒倶楽部ポパイのデバインバンプIII「IBA」。レシピを紐解くと第1回目の仕込みは2004年3月でした。その当時では珍しいIBA(インディアブラックエール)スタイル。ポパイのイベントの企画で造ったのですが、人気を博し、企画が終了してからもずっと作り続けています。IPAのカテゴリーのビールとしてメニューに掲載されていますので、長く愛されるこのビールを、一度お試しあれ!
そして渋谷センター街にある老舗イングリッシュパブThe AldgateのJack The Ripper IPA。 名前を聞いただけで、どこかシャープでドライなIPAの味わいを想像してしまいます。こちらは2009年に醸造開始。
古い順で行くと、2010年、2011年に、ベアードの姉妹店である静岡・呉服町タップルームのブロンプトンエール、浜松・ティルナノーグのゴールデンティルナ。創業者のよしこさんはこのビールのことを「うちの子」と呼ぶほど、愛着を持って提供してくれています。
そしてちょっと珍しい場所としては東京アメリカンクラブ。メンバー制のクラブなのでお目にかかる機会は少ないと思いますが、クラブ内のレストランやバーでオリジナルIPAを飲むことができます。
毎年4月の最後の週末に開催される10万人規模のビッグイベント「ニコニコ超会議」。こちらのZun東方プロジェクトのブースで2012年よりZunビールを提供。途中から「ひろゆきを添えて」という副題がつき、ひろゆきビールと共に毎年オリジナルビールを企画、提供しています。ニコニコ超会議でも一番長く続いている企画ブースになっているとのこと。嬉しいですね。
素材の良さを活かすというコンセプトがベアードとマッチし、オリジナルビールを造ることになったのが南池袋にあるお洒落なイタリアンGripと公園内にあるRacines Farm to Park。こちらではRich Island Beerとして青空に合う爽やかで飲み飽きないペールエールを提供しています。2016年より醸造。
餃子に合うビールを!というリクエストで造られたのが東京ギョーザスタンドと大衆ギョーザスタンドが提供するウーロン茶の茶葉を使用したウーロンエール。氷を入れて提供したいということで、スタイルは少し濃い目のブラウンエールとなっています。2019年より醸造。
その他、地元の農産物を活用したい、商店街を盛り上げたいという熱い想いを受け、オリジナルビール作りを担っているところもあります。
これだけの数のビールを造っていながらも、どれ一つとして同じレシピがないのがベアードの多様性、腕の見せ所ですね。
Bryanの頭の中は、これとこれを組み合わせたらこんなビールになる、ってAIのようになっていて、レシピづくりは一番楽しい仕事だと言っていました。二次発酵、熟成、自然発泡という製法も、このビール造りの楽しさをより楽しくしてくれています。出来上がりを”発酵”という自然の力に委ねることにより、機械や、研究室では産み出せない、芸術の部分が加わり、予想の上を行く仕上がりになっていくこともあります。
「ビールは設備が造るものではない。人間が作るもの。しかもその人間に個性がないと個性のあるビールは生まれない」とBryanはよく言っています。きれいで飲みやすく難のないビールであったとしても、飲んだ後に、感動や驚きがなくては、記憶に残るビールは造れない。職人の個性がビールの味にでる。
時には頑固すぎるBryanですが、だからこそ、ベアードビールは長年愛され続けているのだな、と最近改めて感じています。
では、今日はどこでどのビールを飲もうかな?

今宵もどこかのタップルーム/ビールステーションで乾杯!
ベアードさゆり