セゾンさゆりのブログ 2026.9.9

ベアードビールファンの皆様へ、

今日は少し酒税のお話から。

2017年(平成29年)の税制改正により酒税の税率が改正されました。その改正により、202010月、202310月、202610月の3段階に分けて税率が見直されることが予め決められていました。202610月はその最終段階にあたります。

段階的な酒税引下げ・引上げの流れを、350ml換算でわかりやすく表にまとめてみました:

品目

20209

202010月~

202310月~

202610月~

ビール

77.00

70.00

63.35

54.25

発泡酒
(麦芽比率25%未満)

46.99

46.99

46.99

54.25

新ジャンル
(第3のビール)

28.00

37.80

46.99

54.25

*ビールに関しては、改正前は350mlあたり77円が税金だったとは、改めて驚きですね

今までビール・発泡酒・新ジャンルは、原料や麦芽比率が違うだけで、味のイメージは似ているにも関わらず、350ml換算で最大49円もの税額差がありました。そのため、大手メーカー側は、税率の低い区分に寄せた商品の開発に励み、発泡酒や新ジャンルが発展していったという経緯があります。

この改正により、これまで高いビールはたまのご褒美で、普段は安い発泡酒・新ジャンルで我慢していたという方たちにとっては、大きな変化が訪れることになるでしょう。

税率が同じになれば、価格差の主な理由は原材料コストとブランド戦略が主になってきます。実際に近年、大手メーカー各社はすでにビール回帰を見据えたプレミアム商品開発を推し進めており、スーパーやコンビニの棚割りもだいぶ変わってきています。

一方で、「酒税が下がった分だけ店頭価格が下がる」とは言えないのが現状です。なぜなら昨今の世界情勢の変化により、原材料費や物流費の上昇が続いているためで、酒税の引下げ分があったとしても、その分は上昇してしまったコストの穴埋めとなってしまうからです。

ベアードでも、お取引先から、10月以降の価格改定の予定をお問い合わせいただいていますが、「価格改定の予定はございません」と返答しています。

原材料費、物流費、光熱費と、ビール製造に関するあらゆるもののコストが上昇しているため、大変心苦しいのですが、価格は据え置きとさせていただく予定です。

以前も、ビール造りは設備投資型で、なかなか儲けを出せる業界ではない、とお話したことがあると思いますが、今も現状は変わっていないどころか、人口の減少、若者のアルコール離れ、市場競争の激化、人材不足、など、厳しくなる一方です。

それでも何とか事業を継続できていることは、大変ありがたいことです。いつもベアードビールを愛飲してくださるお客様に心より感謝いたします。

私達も例外にもれず、人手不足に悩まされており、タップルームやビアステーションでは、定休日を設けていませんでしたが、定休日を設ける可能性も出てまいりました。10月以降営業時間の変更のご案内をする店舗も出てまいりますので、大変申し訳ございませんが、どうぞご理解の程よろしくお願いいたします。
その分、スタッフには休んで英気を養ってもらい、営業日には元気な笑顔で皆様をお迎えできればと考えています。

10月、11月には県外イベントへの参加や、修善寺敷地内でのイベントもいくつか企画しておりますので、どうぞ情報をお見逃しなく。楽しみにしていてください!

それでは、今宵もどこかのタップルーム/ビールステーションで乾杯!

ベアードさゆり

 

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