セゾンさゆりのブログ 2025.12.2

ベアードビールファンの皆様へ、

2025年11月30日(金)。ついに沼津フィッシュマーケットタップルームが25年に渡る営業を終え、幕を閉じました。

29日、30日の両日は、関西、関東の常連さん、業界の方、ベアードOBなど、全国から多くのお客様が、最後の飲み納めにと、駆け付けてくれました。
特に日曜日は、開店から閉店までお客様が途切れず、注文の列は2階の階段から1階まで並ぶほど、大盛況でした。
最終的には15タップ中、追加で開栓したライジングサン、沼津ラガー、黒船ポーターを含め、すべてのビールが完売し、冷蔵庫内がきれいさっぱりと無くなりました!ビールが撃ち抜きになる度に、大きな拍手が起こり、最後の1本まで皆さん歓声を上げて協力してくれました!その後ビールが完売したにも関わらず、多くの方がお店に残り、余韻を楽しんでくれました。また用意していたフードもほぼすべて完売し、完璧な終わり方でした。
フィッシュタップの最後の1日を最高のお客様と共に集う事ができ、本当に感謝・感謝の言葉しかありません。ありがとうございました!


(お客様秘蔵のベアード/FishTap10周年ビール。15年前のビールとは思えない!長期熟成を経てアルコール感がましましで奥深い味わいに♡)


(BBBFes 最後のステージの後で!)

Bryanの乾杯のあいさつに、目頭を熱くされている方、こらえきれず、涙を流している方などもいらっしゃり、25年の歴史の中に多くの人生が携わっているのだと、改めて感じました。

思い起こせば、沼津でやるなら沼津港が見える場所でやりたい、とBryanがジョギングの間にいつも気になっていたのがこの場所で、当時は1Fにはバーがあり、そこのマスターに大家さんの連絡先を聞き、問い合わせたのが始まりでした。

それから25年。大工さんと出会い一緒に店舗を造ってきました。250Lの醸造システム拡大の際にラフ・インターナショナルの堀さんと出会い、1000L、6000Lとブルワリーの拡大を共に行ってきました。2003年の250L醸造システム導入に伴い、瓶の販売を開始するため、Webサイトの構築、ビールラベルの作成が必要となり、その際にデザイナーの西田栄子さんに出会いました。こうした数々の素晴らしい出会いの中で、ベアードビールというブランドを構築、確立し、現在に至ります。

人生は出会いと別れの繰り返し。

最近よくブライアンが口にする言葉が「人間関係ほど大切なものはない。だけど人間関係ほど難しいものはない」。誰にでも当てはまる言葉ですが、経営者になると、よりその言葉が身に沁みます。

全ての人を幸せにすることはできないけれど、ビールを飲むことによって、少しでも人生をより幸せに、人生をより豊かにできれば。それが私達のビール造りの基本であり使命です。

新店舗は上土(あげつち)商店街にあり、リバーサイドホテルの向かい側です。営業開始は2026年1月中旬を目指しています(改装中目印となるようにベアードビールの旗を立てました)。

ここの商店街では、外飲みが可能になっているため、通りにテーブルや椅子、スタンディングテーブルを出すことができます。狩野川の散歩の途中、ワンちゃんとの散歩の途中、会社の帰り道などなど、気軽に1杯気持ちよく飲むことができる場所になるでしょう。

(狩野川では高校生のボート部が練習をしています。富士山を眺めながら練習できるなんて、こんないいところはないよね!)


(来年の花火も楽しみ!涼しい店内でビールが飲める!)

またフードはいくつかフィッシュタップで人気だった料理も定番にしますが、三島同様、持ち込みも可となっています。商店街で人気のスウィーツや、サンドイッチ、カレーなど、今からフードペアリングを考えている常連さんもいて、楽しみですね。

さぁいよいよ2026年からは沼津ベアードの第2章の始まりです。ここからまた多くの出会い、思い出が生まれることでしょう。

新天地でも、末永く、皆様に愛される店舗になりますように。
スタッフ一同共々、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

愛と感謝を込めて、

                              ベアードさゆり

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