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ブルワーの職人技
樽のサイクル
2016.06.21 

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こんにちは。このコーナ初登場を嬉しく思います。落語と矢沢栄吉さんをこよなく愛するブルワーの重枝伸哉です。
 

さて、今回取り上げる内容は、樽(ビールの入った容器)についてお話ししたいと思います。FREE雑誌「トランスポーター2016号」でも取りあげられておりました。目を通された方もおおいのでは?二番煎じではありますがお付き合い願いたいと思います。

 

「樽=Keg」

 

これは、ビールの入る容器です。いわば、ビールのおうち。この中のビールちゃん達は、お店でいまかいまかと出番を待っているわけですね。さあ、グラスに注がれて、とうとう無くなりました。空になった樽(おうち)は、不要です。ここで、再びブルワリーに返却される形となります。私たちブルワーも、おうちが無いとビールを詰める事ができません。ですので、なるべく早めの返却をお願いしているのです。
 

樽はオールステンレスですので、なかなか高価なもの。回らないお寿司にデートで行っても、おつりが来ちゃう程。おいそれと買い足すことは難しいのですね。それと、早めの返却のもう一つ良いこと。それは、汚れ(ビールの残りや酵母)が落ちやすいということ。多くのブルワリーでも実践していることと存じますが、返却された樽は、アルカリと酸洗浄をした後、新たなビールを詰めますね。機械に薬品を入れて洗うのですが、本当に汚れが落ちているか確認する為、樽の内部をチェックする事があります。

 

ラベルの跡

 

ところが、アルカリ、酸 洗浄をやったにも関わらず汚れの落ちない事も見受けられます。これは、樽の返却が遅れていた場合に多いですね(1年とかそれ以上)。お店によっては、熟成させておいて違いを楽しむ。なんて粋な事をやったりします。これは、非常に面白い。是非とも私にもお知らせ頂きたい。飲みに行きます!!
 

アドレスはこちらww shinya@bairdbeer.com
しかし、そういった場合をのぞいては、返却は速やかにお願いしたいなと思います。
 

そして、返却の際には樽に直接張らずに、袋に入れるのがスマートですね。直接、貼られてしまうと樽から剥がしずらかったので、ベアードブルーイングでは最近、以下の様な形をとらせていただいております。

 

スマートですね

 

自分たちの仕事の後にも、仕事は続いているのですね。どこまで、イメージして想うか。
 
より、広い心と視野で物事をとらえると、社会は一歩づつ良くなっていきますね。最後は、少し創大になりましたが、みなさんの協力と、ブルワリーの良い姿勢でもっともっとこの業界をつくりあげていきましょう!!

 

笑顔もお届けします!

 


 
Shinya Shigeeda
 
重枝伸哉: ベアード・ブルーイング・カンパニーの
ブルワー。
ご連絡はshinya@bairdbeer.comまで。