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クラフトビール・ワールドの最前線リポート
リアルエール祭り@ポパイ
2014.03.07 

Aaoki-san's 2001 Visit to the Baird Brewery

ブライアンと青木さん、クリス、2001年。

 

 

オン・ザ・ロード・アゲインの第1回目を始めるには、30年もの間、日本だけでなく
世界中のクラフトビール好きに愛されてきた場所に戻るのがふさわしいと思う。
そこは、東京都墨田区両国のポパイ・クラフトビール・バーだ。

 

ポパイは、青木辰男氏が1985年に創業
– 2000年に産声を上げたベアード・ブルーイング・カンパニーにとって、2番目のベアードビール取扱店である- ポパイの使命は日本のクラフトビールの認知を高め、支えとなり、またそれを祝福することだった。

 

アメリカの伝説的なクラフトビール・バーに精通している者にとって、
日本のポパイは、アメリカ・サンフランシスコの「トルネード」や、
オレゴン州ポートランドの「ホーシズ・ブラス」と同じように位置づけされる。
それらのバーは、クラフトビールが人々にまだ知られていない時代から、クールではなかった時にも、
クラフトビールを受け入れていた。クラフトビール・ムーブメントは彼らの力によるところが大きいのだ。

 

私たちがポパイへ再訪する機会となったのは、
2月9日と10日に開催された第二回カスク·フェスティバルだった。

 

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前日の2月8日は、冬の嵐が東京を雪で覆いつくしたが、
その後に続く二日間、両国の凍てつく裏通りで、
寒さをものともしないリアルエールとポパイをこよなく愛するファンは、
11個ずつ2列に並べられた「ピン」(伝統的な20リットル入りリアルエールカスク)に入った
22樽のカスクコンディションエールで充分に報われることになった。

 

樽の印象的なディスプレイは、イベントの視覚的な目玉となった。

 

駿河湾インペリアルIPAに加えて、スワンレイク(アンバーエール)や、
いわて蔵(オイスタースタウト)、湘南ビール(チョコレート・ポーター)、志賀高原(IPA)、
そして、さまざまなブルワーのキャラクターに富んだ二次発酵の自然発泡ビールが、
マネージャーの城戸さんが巧みに率いるポパイのフレンドリーなスタッフによってサーブされた。

 

ポパイ訪問のハイライトは、青木さんと近況を話すチャンスがあることだ。

 

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我々の業界について、彼の意見は常に価値があり、
日本のクラフトビールの認知度を育てようとする熱い思いには、いつも力づけられる。
だからこそ、彼の最近の取り組みを知っても驚きはしなかった。

 

青木さんは今年後半から、元ヤマトブルワリー(倭王ビールのメーカー)の友人フジキタツオ氏と一緒に、新潟県南魚沼の青木さんの先祖代々の土地で、小規模(100リットル)のバッチのビールを醸造する。
青木さんは、ポパイの2タップを彼のビール専用にしようと考えているのだ。

 

彼は、ちょっといたずらっぽく目を輝かせながら、中目黒タップルームや馬車道タップルームに
ゲストタップとして提供できる程の量は、たぶん造れないよ、と言った。

 

それはそれで構わない。
活気に満ちた日本のクラフトビール業界への新参入を祝うために、
あの馴染みの、愛すべきポパイへ続く道を、力強く踏みしめ、また訪れる機会を楽しみにしている。

 

John Chesen

 

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ジョン·チェセンは、
ベアードブルーイング・カンパニーのシニアパートナーであり、
セールスとビジネス・デベロップメント部門のディレクターである。
ジョンへのご連絡はjohn@bairdbeer.comまで。